@article{oai:fujijoshi.repo.nii.ac.jp:00000757, author = {阿部, 夏実 and 魚住 真弥 and 藤田 沙織 and 水落 名菜 and 三田村 理恵子 and ABE, Natumi and UOZUMI Maya and FUJITA Saori and MIZUOTI Nana and MITAMURA Rieko}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {難消化性糖質は、消化性のブドウ糖や砂糖とは異なった生理作用を持っており、生活習慣病の予防に深く関わっていることが、次第に明らかにされている。我々は、難消化性糖質のひとつであるマルチトールを使用した和菓子(芋羊羹)の、食後血糖値上昇を抑制する効果を報告している。本研究では、マルチトールを使用した洋菓子を作成し、マルチトールによる、食後血糖値上昇抑制効果の再現性を検証するために、血糖値の測定を実施した。対象は、空腹時血糖値が正常な、女子大学生7名とした。糖質50g 分の基準食と、2種類の検査食であるマルチトール入り洋菓子と砂糖入り洋菓子のそれぞれを摂取し、摂取前および摂取開始から15分、30分、45分、60分、90分、120分後の血糖値を測定した。なお、検査食の摂取は、まず全被験者に基準食を与え、基準値を得たのち、対象者を無作為に2群に分け、クロスオーバー比較試験法により、マルチトール検査食と砂糖検査食を、各2回ずつ摂取させた。血糖曲線下面積よりGlycemic index (GI) を算出し、Kolmogorov-Smirnov検定で正規性を調べた後、一元配置分散分析を行い、Bonferroni法により多重比較を行った。基準食のGI を100%とした場合、マルチトール検査食では73.3%、砂糖検査食で86.9%であり、基準食と比較して、マルチトール検査食ではGI が有意に低下した(p=0.013)。基準食と砂糖検査食間では、有意な差は認められなかった。また、マルチトール検査食と砂糖検査食間では、有意な差は認められなかったものの、マルチトール検査食のGI が低下する傾向が認められた(p=0.082)。以上の結果より、マルチトールを使用した洋菓子でも、和菓子(芋羊羹)と同様に、食後血糖上昇抑制作用が認められた。, 12, KJ00010243310, 原著, Article}, pages = {87--92}, title = {糖アルコールを使用した洋菓子の食後血糖値上昇抑制効果}, volume = {11}, year = {2016} }